SURPLUS the economics of invisible wealth
見えない豊かさの経済学

幸福は相対的だが、絶対的な物差しもある。

留保価格・消費者余剰・GDP-B——値札の外側にある豊かさを、経済史と行動経済学の道具で数字にする読み物。王様が買えなかったものを、私たちは今日いくらで買っているか。

SURPLUS ─ SELF CHECK

増やしたい豊かさ診断

この診断は、あなたに足りないものを言い当てません。9つの軸のうち、あなた自身が「もっと増やしたい」と答えたものだけに、幸福研究の知見を当てます。「今のままで十分」も、正式な結果のひとつです。

診断をはじめる(約2分)
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life stage / windows that close
Psychology2026.09.01

「若いうちにしかできないこと」は、思ったより少なかった|大学生・20代・30代、閉じる窓と閉じない窓

年齢を区切った助言を、実証データで仕分ける

fertility decline / values decomposition
Economics2026.08.31

出生率低下の犯人は、忙しさではなかった|「子どもがいないと満たされない」という前提、10年でどう崩れたか

出生率低下を動かしたのは、忙しさではなく信念の変化だった

synchrony and cooperation / experimenter bias
Psychology2026.08.30

同期行動は、なぜ人を協力的にするのか|同調と協力、効いていたのは足並みではなく期待だった

足並みを揃えると協力的になるという実験、効いていたのは期待だった

robbers cave / realistic conflict theory
Psychology2026.08.28

集団は、放っておけば対立するのか|泥棒洞窟実験、教科書に残ったのは3回中1回だけだった

少年たちを対立させる実験は3回行われ、教科書に残ったのは1回だけだった

United States / absolute mobility
Economics2026.08.27

「親より豊かになれる」確率は、90%から50%へ下がっていた|アメリカン・ドリームの測定史

米国の絶対的経済移動率は1940年生まれ90%から1980年代生まれ50%へ半減した

perspective taking / perspective getting
Psychology2026.08.26

「相手の立場に立って考える」は、なぜ精度を上げなかったのか|視点取得、25の実験の後で

25実験・N=1,476で視点取得の効果量はd=-0.26、「聞く」だけで誤差はほぼ半減した

China / lying flat / involution
Economics2026.08.26

中国は、若年失業率の統計公表を止めた|「寝そべり」が生まれた3つの制度的重なり

若年失業率21%超で統計公表を止めた中国、躺平が生まれた制度的背景

unconscious thought theory / the 399-participant replication
Psychology2026.08.25

複雑な決断は、考えないほうがうまくいくのか|無意識思考理論、399人の大規模追試の後で

「気を逸らした方がいい決断ができる」という理論、399人規模の追試では再現せず

South Korea / quantity-quality tradeoff
Economics2026.08.25

韓国は、なぜ子どもを持たない選択をするのか|世界最低出生率と「量と質のトレードオフ」

世界最低の出生率0.72の裏にある、教育費という経済合理的な選択

social priming / the train wreck that was predicted
Psychology2026.08.24

歩く速さは、単語ひとつで変わるのか|社会的プライミング、実験者バイアスの発見まで

「高齢者」を連想する単語だけで歩みが遅くなる、という知見が追試で崩れた経緯

generational accounting / global youth pessimism
Economics2026.08.24

Z世代の絶望は、世界共通ではなかった|若者悲観の地図と、日本だけが二重に重い理由

若者の将来悲観は世界共通ではなく、高齢化した先進国に偏っていた

power posing / the confidence hack that wasn
Psychology2026.08.23

自信は、たった2分のポーズで変わるのか|パワーポーズ、共著者自身の撤回まで

「2分間で自信もホルモンも変わる」という無料の処方箋が、共著者自身の撤回声明に至った経緯

impostor phenomenon / hidden human capital
Psychology2026.08.23

実力は変わっていないのに、自信だけが目減りする|見えないインポスター税

実力は測っても動かないのに、自己評価だけが萎縮する現象の実証研究

ego depletion / willpower economy
Psychology2026.08.23

意志力は使うたびに減るのか|自我消耗、二つの大規模追試の後で

「意志力は使うと減る」という定説が、23研究室・36研究室の事前登録追試でほぼ消えた経緯

stanford prison experiment / role power
Psychology2026.08.22

「役割の力」は、本当に人を変えたのか|スタンフォード監獄実験、50年後の資料研究

看守は自発的に残虐化したのか。50年後の資料研究が見つけた、通説とは違う2つの理由

secondhand science / citation chains
Psychology2026.08.21

「科学的に証明された」の、その先はどこか|自己啓発書の出典を実際にたどってみた

自己啓発書の参考文献ページを実際に数えたら見えてきた、原論文にたどり着けない情報の経路

approach vs avoidance motivation / goal self-concordance
Psychology2026.08.21

幸福を分けるのは、結果ではなかった|「やりたいから」と「やらなきゃ」の分岐点

同じ目標を達成しても幸福になる人とならない人がいる理由、接近動機と回避動機の実証研究

dichotomy of control / stoicism and cbt
Psychology2026.08.20

心を乱すのは、出来事ではない|2000年前の一行が、認知行動療法の起源になった

ストア派の「コントロールの二分法」が現代CBTの理論的源流だと判明した経緯と実証データ

epicurus / natural desires
Philosophy2026.08.20

「美食家」の語源になった哲学者は、質素倹約を説いていた|2300年前の限界効用逓減

エピキュリアンの語源になった哲学者は、真逆の質素倹約を説いていた

loss aversion / place attachment / surplus
Economics2026.08.19

潰れた店の経済価値はゼロでも、あなたの喪失感はゼロにならない|GDPと記憶の非対称性

市場価格のない資産ほど、失った瞬間の心理的コストが最大化するという逆説

eudaimonia / hedonia / purpose in life
Philosophy2026.08.19

「幸福には2種類ある」とアリストテレスは言った|統計にかけると、ほとんど同じだった

アリストテレスの「2つの幸福」は、心理学的検証でほぼ同一の構成概念だと判明。ただ1つだけ生存を予測する違いが残った

amor fati / posttraumatic growth
Philosophy2026.08.18

同じ苦しみでも、意味があれば軽くなる|ニーチェが150年前に立てた仮説、その答え合わせ

ニーチェの運命愛と、それを測定しようとした心理学。仮説はデータでどこまで裏切られ、どこで生き残ったか

addictive substances / subjective well-being
Psychology2026.08.18

依存性物質は、幸福を「今だけ」しか買えない|酒・カフェイン・ニコチン・砂糖・塩・水、6つの研究

酒・カフェイン・ニコチン・砂糖・塩・水。6つの独立した研究が示す、依存性物質と幸福度の共通構造

exercise motivation / self-determination theory
Psychology2026.08.17

週の運動量が一番多い人が、一番幸せではなかった|量ではなく動機を数える経済学

335人の運動動機クラスタ研究。運動量が最多だったグループは、幸福度でも健康自己評価でもトップではなかった

identifiable victim effect / replication
Psychology2026.08.17

名前のある1人には2倍寄付するのに、統計を足すと寄付が減る|「気づかせる」介入が善意を減らす逆説

名前のある1人への寄付は統計上の犠牲者の2倍。だが2023年の事前登録追試で、この有名な効果自体が消えた

schopenhauer / hedonic treadmill
Behavioral2026.08.16

幸福とは、苦痛の穴埋めにすぎない|ショーペンハウアーは、カーネマンより150年早かった

「幸福とは苦痛の欠如」というショーペンハウアーの厭世哲学は、損失回避や快楽適応をカーネマンより150年早く言い当てていた

life-space mobility / diminishing returns
Economics2026.08.16

行動範囲を10倍に広げても、幸福は10倍にならない|生活空間の経済学

自宅の中から町なかへ、行動範囲が広がるほど幸福・生存率は上がる。だがその効果は途中で頭打ちになるという実証研究

dunbar
Economics2026.08.15

「友人は150人まで」の推定幅は、4人〜520人だった|それでも残った「友情だけが減衰する」という発見

150人説は揺らいだが、友情だけが手入れを怠ると減衰するという発見は残った

relative age effect / hidden institutional cost
Economics2026.08.15

早生まれの自殺リスクは3割高い。それでもプロ野球のタイトルは早生まれが獲っていた

4月2日という学年区切りが賃金・自殺率・ADHD診断にまで及ぶ実証研究と、それでも早生まれがプロの頂点に食い込む逆転現象

disability weights / subjective wellbeing
Psychology2026.08.14

失明は難聴の6.5倍重いとされるのに、うつ病リスクは逆転する|「障害の重さ」は誰が測っているのか

失明は難聴の6.5倍重いとされる公式指標と、実際のうつ病リスク研究の結果がズレるという逆説

arts engagement / mortality
Economics2026.08.14

美術館に行く人は、なぜ長生きするのか|チケット代を超える"GDPに載らない余命"

美術館・劇場・コンサートへの参加頻度が高いほど死亡リスクが下がる、14年追跡データの経済学

psychology of authenticity / art forgery
Psychology2026.08.13

「本物」と「ニセモノ」は見分けがつかないのに、価値が数百万倍違う|真正性の経済学

技術的に見分けがつかない本物とニセモノの絵に、なぜ数百万倍の価値差が生まれるのか

endowment effect / akiya problem
Economics2026.08.13

空き家899万戸を捨てられない理由|「実家」という名の保有効果

空き家899万戸はなぜ放置されるのか。保有効果と現状維持バイアスが「実家」を過大評価させる

wanting vs liking / addiction recovery
Psychology2026.08.12

「もっと欲しい」のに「前ほど気持ちよくない」|依存症という乖離の脳科学

渇望は強まるのに快楽は減っていく依存症の謎を、脳科学・環境・回復の軌道から読み解く

rational addiction / vice goods
Economics2026.08.12

コーヒーもタバコも、経済学的には「合理的」に依存している|嗜好品と幸福の経済学

コーヒーもタバコも経済学的には合理的な依存。それでも幸福が摩耗していく理由を読み解く

immigration / subjective wellbeing / host and migrant
Psychology2026.08.11

移民は人を幸せにするのか|移民本人にも、受け入れる側にも、単純な答えはなかった

移民本人の幸福度は観測期間で、受け入れ側の幸福度は条件で結論が変わる

Argentina / inflation memory and youth exodus
Economics2026.08.11

インフレ率は211%から31%へ下がったのに、大学生の6割は国を出たいと答えた|アルゼンチンの記憶と現在

インフレ抑制の成功と、過去最大級に膨らんだ若者の国外脱出願望が同居する国

Brazil / informal economy
Economics2026.08.10

ブラジルの若年失業率は改善したが、4割近くが非正規のままだった|統計に映らない働き方

失業率の改善の裏にあるインフォーマル雇用という現実、地域差という別の顔

Russia / survey interpretation in wartime
Economics2026.08.10

人口危機のさなかで、ロシアの若者は米国の若者より楽観的だと答えていた|世論調査という物差しの限界

深刻な人口危機と高い若年楽観率が同居する国と、世論調査の解釈という論点

Kazakhstan / National Fund for Children
Economics2026.08.09

カザフスタンは、生まれた子ども全員に石油基金の分け前を渡し始めた|690万人が参加する制度

石油収入を子ども全員に分配する制度と、それでも残るNEET問題

Nigeria / unemployment measurement / japa
Economics2026.08.09

ナイジェリアの失業率は、2年で33.3%から4.1%になった|数字を動かしたのは、現実ではなく定義だった

失業率統計を一変させた定義変更と、若者が「Japa」を選ぶ理由

Sweden / the wellbeing paradox
Psychology2026.08.08

幸福度世界4位のスウェーデンは、若者だけで測ると30位だった|国民平均という仮面

世界最高水準の幸福度ランキングの裏で、若者だけが際立って苦しんでいたスウェーデン

Germany / pay-as-you-go pension
Economics2026.08.08

ドイツの年金保険料率は、22.7%まで上がる見通しだった|「高齢者共和国」という現実

賦課方式の年金制度を支える現役世代の負担が、2045年に向けて確実に重くなるドイツ

household production / DIY surplus
Economics2026.08.07

なぜ男はそばを打ち、カレー粉をスパイスから挽くのか|手間と幸福の経済学

なぜ男は休日にそばを打ち、カレー粉を一から挽くのか。時給換算では大赤字のこの行動を経済学で読み解く

quantity vs quality of happiness / surplus
Economics2026.08.07

「最大多数の幸福」を目指した社会は、量しか数えていなかった|ベンサム・ミル・測定の政治学

幸福の質を測る仕組みは、ブータンを除きほとんど普及しなかった。現代社会が数えているのは量だけだった

interdependent happiness / surplus
Psychology2026.08.06

「幸せ」の意味は、国によって違っていた|共同体が定義する幸福

日本人の幸福の語りの67%しかポジティブでなかった。幸福の定義自体が、個人か共同体かで書き換わる

wedding spending / surplus
Economics2026.08.06

高い指輪ほど、離婚しやすい|結婚費用の使い道を分けた経済学

指輪と式典に金をかけるほど離婚率は上がり、ハネムーンと招待客に金をかけるほど下がっていた

grandparenting emotions / surplus
Psychology2026.08.05

孫といると幸福度は上がるが、心配も増える|祖父母の感情をリアルタイムで測った研究

孫との接触は愛情と誇りを強めるが、心配や悲しみもわずかに強める。リアルタイム計測が見た二面性

retirement transition / surplus
Economics2026.08.05

退職後の「幸福の谷」は、来なかった|3,543人のコホートが見た本当の軌跡

「ハネムーン期の後に幻滅期が来る」という退職の通説は、3,543人のコホートでは再現されなかった

ikigai / surplus
Economics2026.08.04

生きがいがない人は、死亡リスクが1.5倍になる|4.3万人の大崎コホート研究

宮城県4.3万人・7年追跡。「生きがい」の有無が死因別に異なる形で死亡リスクと結びついていた

bridge employment / surplus
Economics2026.08.04

65歳を過ぎても働く人は、死亡リスクが2割低い|16万人の中国コホートが示す「ブリッジ雇用」

完全引退より「移行的な就労」の方が長生き?16万人のコホートが示した相関と、その限界

loneliness vs isolation / surplus
Economics2026.08.03

「一人」と「望まぬ一人」は別物だった|孤独と孤立を分けて測る研究

超高齢者の38.2%は「孤立していないのに孤独」だった。同じ一人でも、測るべき変数は違う

living arrangement / surplus
Economics2026.08.03

老後の幸福を決めるのは、住む場所ではなかった|接触頻度とエイジズムの経済学

一般住宅か高齢者向け住宅かで幸福度は変わらなかった。効いていたのは接触の中身とエイジズムの有無

history of happiness / surplus
Psychology2026.08.02

幸福は「降ってくるもの」だった|人類は幸せをどう追求してきたか

「幸福」はどの言語でも「運」と同じ語源だった。運→権利→義務という、幸福の3000年史

nursing home adaptation / surplus
Economics2026.08.02

老人ホームに入ると、幸福度は本当に下がり続けるのか|「適応」の実証と、その限界

入居直後にQOLは急落するが、その後は地域高齢者と同じペースで推移する。適応の実証とその限界

uneconomic growth / surplus
Economics2026.08.02

豊かさとGDPが逆に動くとき|非対称性のテーゼ

GDPが上がって豊かさが減ることも、GDPが下がって豊かさが増えることもある。その2つは対称ではない

reminiscence therapy / surplus
Psychology2026.08.01

思い出話は、格安の処方箋だった|回想療法という無料のセラピー

昔話をするだけで幸福度+12.17%。「回想療法」という、道具も薬もいらないセラピーの実証

reinhart-rogoff / surplus
Economics2026.08.01

研究が政策になるとき|1つのExcelミスは、何万人の幸福を動かしたのか

数式のドラッグ忘れという些細なミスが、緊縮財政の論拠になった。研究が政策に化けるときの脆さ

early palliative care / surplus
Economics2026.07.31

延命治療を減らした人の方が、長く生きた|早期緩和ケアの逆説

攻撃的な延命治療をやめた群の方が長く生きた、緩和ケアの臨床試験が示した逆説

decumulation puzzle / surplus
Economics2026.07.31

貯めたお金を、老後になっても使わない不思議|退職消費パズルという行動経済学

退職を境に支出は減り、資産はなぜか減らない。心理会計が明かす「使われない豊かさ」の正体

guilt tax / surplus
Psychology2026.07.31

悪事は、なぜ気持ちいいのか|チーターズ・ハイと「罪悪感という税金」の会計学

不正のあと気分は上がる。悪い行為が快楽に変換される4つのメカニズムと、その予測が外れる理由

broken pie chart / surplus
Psychology2026.07.31

「幸福の40%は努力次第」の円グラフは、なぜ崩れたのか|それでも残った2つの行動

遺伝50・環境10・行動40の円グラフはどう崩れ、何が生き残ったのか。幸福介入研究の総括

unemployment / surplus
Economics2026.07.30

働かないことは、幸せか|失業だけが「慣れない不幸」である理由

奪われた無職は不幸が続き、選んだ無職の満足度は下がらない。享楽適応が効かない例外

fear sweetspot / surplus
Psychology2026.07.29

なぜ人は、お金を払ってまで怖がりたいのか|恐怖のスイートスポットと感情の分散投資

怖すぎても怖くなさすぎても楽しくない。恐怖の逆U字と、感情の多様性という守り方

two selves / surplus
Psychology2026.07.29

あなたの中には、幸福の顧客が2人いる|経験する自己と記憶する自己

短期の幸福と長期の幸福はなぜ食い違うのか。経験する自己と記憶する自己という2人の顧客

qol / surplus
Economics2026.07.29

QOLの予測は、なぜ外れるのか|「障害のパラドックス」と適応の経済学

中重度の障害者の54.3%がQOLを「良い」と自己評価。外部の予測はなぜ外れるのか

pets / surplus
Economics2026.07.29

ペットの幸福価値は、年間1,300万円?|「実証されていない仮説」と最新の値札

ペットの幸福価値は年間£70,000という推計と、相関はほぼゼロという研究が並び立つ

regret / surplus
Psychology2026.07.29

『やらなかった後悔』だけが、なぜ何年も消えないのか|後悔の時間的逆転

やった後悔は時間とともに薄れるが、やらなかった後悔は年月が経つほど重くなる、という逆転現象

life stage / surplus
Psychology2026.07.29

幸福の中身は、年代で変わる|興奮から平穏へ、家族から意味の継承へ

幸福度の高さは年代でU字を描くが、その中身は興奮から平穏へ、家族から意味の継承へと静かに入れ替わる

choice overload / surplus
Psychology2026.07.28

「選択肢は少ない方が幸せ」は、神話だった|ジャムの実験、その後の20年

ジャム実験が広めた「選択肢過多で不幸になる」という通説は、63条件・5,036人のメタ分析で平均効果量ほぼゼロと判明した

status threat / surplus
Economics2026.07.28

ナショナリズムは、失われた順位への怒りだった|見捨てられた場所の経済学

2016年米大統領選のパネル調査が示したのは、暮らし向きの悪化ではなく、相対的な地位を失う感覚だった

j-curve myth / surplus
Statistics2026.07.27

「適量のお酒は体にいい」は、統計のマジックだった|Jカーブ神話の崩壊

適量飲酒は体にいいというJカーブ通説は、87研究のメタ分析で「元飲酒者」混入バイアスだったと判明した

delay of gratification / surplus
Psychology2026.07.27

マシュマロを我慢できた子は、本当に成功するのか|半世紀後の再検証

4歳児の「待てる力」が将来を決めるという通説は、918人の追試で家庭の背景が主犯だったと判明した

happy singlehood / surplus
Economics2026.07.26

独身のまま幸せに暮らせる人には、共通点があった|「関係を欲しがるほど不幸になる」というパラドックス

独身の幸福度を分けるのはパートナーの有無ではなく、関係への願望の強さと「パートナー化への圧力」だった

the economics of naming / surplus
Economics2026.07.26

名前がつく前は、存在しなかった|幸福研究、命名の250年史

名前が付いた瞬間、現象は社会に「存在」し始める。幸福研究250年の命名史から見えるもの

nordic exceptionalism / surplus
Economics2026.07.26

北欧が幸せなのは、GDPのせいではなかった|信頼・福祉・自律性という残差

北欧の幸福度の高さは所得だけで説明できない。GDPで消せない残差の正体は信頼・福祉・自律性だった

urban brain / surplus
Economics2026.07.25

都会は脳を壊すか、守るか|イソップの寓話とfMRIの13年戦争

「都市育ちは脳のストレス回路が変わる」という2011年の定説が、大規模データで覆りかけている

value of a statistical life / surplus
Economics2026.07.25

GDPが測り損ねた豊かさは、「命の値段」に表れる|統計的生命価値(VSL)という新しい物差し

人が命のリスクにいくら払うかという「統計的生命価値」の伸び率が、GDPより正確に豊かさの成長を映すという提案

dark contrasts / surplus
Economics2026.07.24

幸福な街ほど、人は死を選ぶ|130万人データが示す「明るさ」の影

生活満足度全米1位のユタ州は、自殺率で全米9位だった。130万人のデータが示す、比較のダークサイド

the price of free / surplus
Economics2026.07.24

GDPには載らない豊かさ|無料の検索エンジンに、私たちはいくら払ってもいいと思っているか

検索エンジンやSNSは無料だからGDPに載らない。無料の豊かさを測ろうとしたGDP-Bという指標の話。

correcting the center / surplus
Economics2026.07.23

一極集中を「直す」方法|遷都・崩壊、そして地方創生・リモートワークの限界

古代は都市を壊すことでしか一極集中を直せなかった。地方創生とリモートワークを手にした現代は、はたして直せているのか。

the urban graveyard / surplus
Economics2026.07.23

なぜ一極集中は一夜で崩れるか|都市の墓場効果と兵站の限界

人口100万人の都市が一世代で消える。都市の墓場効果と兵站の単一障害点から、一極集中の脆さの構造を追う。

the first megacities / surplus
Economics2026.07.22

都市が100万人を超えた日|ローマ・長安・バグダッド・江戸、一極集中の考古学

一極集中は現代特有の現象ではない。ローマから江戸まで、人類が繰り返し築いた100万都市の共通装置を辿る。

vacation economics / surplus
Economics2026.07.22

休暇の幸福は、行く前がピーク|「長さより回数」の経済学

1,530人の調査で、休暇の幸福の山は出発前にあった。効果は復帰1週間で消え、旅の長さは無関係——なら戦略は一つ

economics of sleep / surplus
Economics2026.07.21

眠る国ほど、幸福である|52カ国データと「睡眠の経済学」

国平均の睡眠時間は幸福度の分散の約30%を説明する。賃金が上がると睡眠が減る——人生の3分の1の経済学

gaming & wellbeing / surplus
Economics2026.07.21

ゲームを禁止すれば、子どもは幸せになるのか|70億時間のデータが出した答え

世界最強の中国ゲーム規制はヘビープレイを減らせなかった。12万人の逆U字が示す、時間より効く変数

green childhood / surplus
Economics2026.07.21

都会の子どもは、田舎で幸せになれるのか|緑の効能と「引っ越しの値段」

緑の少ない環境で育つと精神疾患リスク最大55%増。では移住すれば解決か——引っ越し自体の値段を測った研究

spending & happiness / surplus
Economics2026.07.20

150万円を3ヶ月で使い切る実験|最も幸せな使い道は「人知れず」だった

7カ国200人に150万円を配った実験。幸福を最も生んだ使い道は寄付と贈り物——ただし人知れず使った時だけ

maslow / surplus
Economics2026.07.20

マズローはピラミッドを描いていない|幸福研究20本で描き直す欲求の地図

あの三角形は本人の図ではなかった。123カ国の実証と過去20本超の記事で、欲求の地図を描き直す総括編

the gendered exit / surplus
Economics2026.07.20

「出て行きたい」は、憧れだけではなかった|女性たちの上京、その脱出の中身

東京圏への転入は女性の方が多い。その動機を統計と海外研究で掘り下げると、憧れより「脱出」の側面が見えてくる。

time poverty / surplus
Economics2026.07.19

1日は誰にも24時間、でも自由な時間は平等じゃない|時間貧困というもう一つの貧困

所得の貧困線とは別に「時間の貧困線」がある。1977年の発想から、自由の新しい測り方、女性に偏る負担まで。

marchetti
Economics2026.07.19

移動に使う時間は、なぜいつも1時間なのか|マルケッティ定数

徒歩でも新幹線でも、人が移動に使う時間は1日約1時間で一定——という不思議な定数の話。

buying time / surplus
Economics2026.07.19

時間を買う、という贅沢|なぜそれでも忙しさは消えないのか

お金で時間を買うと幸福度は上がる。だが2025年の新研究は、その先にある限界を示した。

latent desire / surplus
Economics2026.07.18

潜在ニーズの引き出し方|羨望・期待・自己物語という3つのシグナル

本当に欲しいものは、羨望・期待・自己物語という3つのシグナルから逆算できる。

experiential purchase / surplus
Economics2026.07.17

モノより経験、そして"待つ間"にすでに幸福は始まっている

経験の幸福効果は、買った瞬間より前、待っている間からもう始まっている。2025年ハンガリーでも再現。

positional goods / surplus
Economics2026.07.16

憧れが日常になる瞬間|あなたの幸福を決めるのは、年収ではなく「順位」だった

109カ国9万人調査:幸福を決めるのは所得の絶対額でなく、周囲との相対順位だった。

capability / freedom / surplus
Economics2026.07.15

自由という、点数に出ない豊かさ|ケイパビリティ理論が、25年越しに世界の統計になった日

哲学だった「自由」が2025年、世界幸福度調査の実測変数になった。だが数値化はまた新しい歪みを生む。

connection / surplus
Economics2026.07.14

つながりは、マッチングでは買えない|絆をつくる"反復"という時間の投資

絆は出会いの瞬間ではなく、反復・共同作業・段階的親密化という時間の投資でできる。

marriage happiness / surplus
Economics2026.07.13

結婚は人を幸せにするのか|ハネムーンが3年で消える理由と、"親友"という隠れ変数

結婚の幸福効果は制度でなく「配偶者=親友」という関係の質に宿る。

the cost of measuring / surplus
Economics2026.07.12

幸福を測ると、幸福は減るのか|診断という装置の影

見えない豊かさを測る装置は、なかった欠落を作り出すか。自己批評。

easterlin paradox / surplus
Economics2026.07.11

お金で幸せは買えるのか|イースタリンのパラドックス、半世紀後の再検証

所得は幸福を買うのか。半世紀の論争と、2023年の決着。

rural paradox / surplus
Economics2026.07.10

田舎の幸福パラドックス|都会に出た若者は、幸せになったのか

都会は所得が高いのに幸福度が低い。先進国データが示す逆説。

working hours / autonomy
Economics2026.07.09

働く時間は短いほど幸せか、何歳まで働くと幸せか|答えは「時間」ではなく「自律性」だった

労働時間と退職年齢、2つの時間軸と幸福の関係。数字の裏で効いていたのは「自分で選べたか」だった

population ethics / surplus
Economics2026.07.08

最適な人口サイズは存在するのか|効率と総量と、答えのない問い

技術で効率を上げても消費増に食われる。幸福の総量を最大化しようとすると哲学の泥沼に落ちる

gdp vs hpi / surplus
Economics2026.07.08

GDP大国ほど「幸福の効率」で沈むのはなぜか|指標が結論を作る(GDP対HPI)

米国は102位。資源あたりの幸福を測るHPIがGDP大国を沈める理由と、その指標自体の歪みを解剖する

gender / paradox
Economics2026.07.08

女性の暮らしは改善したのに、幸福は下がった|性差から見る「幸福の基準」の経済学

客観的指標は良くなったのに主観的幸福は逆行。1970年代から反転した男女の幸福差と、その正体を追う

childhood / life-course
Economics2026.07.08

大人の幸福を最も予測する子ども時代の要素は、成績ではなかった|情緒・素行・学業の意外な順位

1万人を追跡した英コホート研究。大人の生活満足度を予測する子ども時代の要因を強い順に並べると直感と逆だった

religion / social capital
Economics2026.07.08

神を信じると幸せになれるのか|研究が指す答えは「神」ではなく「人」だった

信仰と幸福の関連は本物。ただし効いていたのは信じる強さではなく、そこにある共同体だった

food / commensality
Economics2026.07.07

王様より美味しいものを食べているのに|食の幸福は「味」から「誰と」へ引っ越した

農業技術で庶民が王侯の食卓を超えた。なのに食の幸福は増えていない。142カ国15万人が示す答え

leisure / wellbeing
Economics2026.07.07

余暇は増えた。幸福も増えたか?|ケインズの予言から逆U字まで、余暇の経済学

科学文明は人類に自由時間をもたらした。しかし幸福は時間に比例しなかった。余暇150年の逆説を辿る

value of children / surplus
Economics2026.07.07

家計簿では赤字、人生では黒字?|子どもの価値を経済学で考える

子どもは経済的には割に合わない。それでも人が払う理由を、家族経済学と幸福研究が説明する

effort / sustainable design
Psychology2026.07.06

成功に、苦難は必要なのか|自己犠牲ではなく「続く設計」が成果を生む

苦しみは成功の燃料ではなく、設計の失敗を知らせる警告かもしれない。週49時間の壁、心理的安全性、練習量の研究から読み解きます。

u-shape / happiness curve
History2026.07.06

幸福のピークは、何歳?|U字カーブと、それが崩れ始めた2024年の異変

幸福の谷は50歳、ピークは70代以降。予想と逆のU字カーブと、それが消えつつある異変。

sunk cost / effort justification
Behavioral2026.07.03

なぜ人類は「我慢は報われる」と信じたのか|苦しみを投資に変えた世界共通のバイアス

カルマ、儒教、ヨブ記、ストア派、プロテスタント。世界が同時に「我慢は美徳」を発明した理由。

biological standard / height
History2026.07.02

身長は、豊かさを裏切る|「成長する経済の中で縮む」生物学的生活水準

経済が成長しているのに、人々の背が縮んだ時代がある。身長が語る本当の生活の質。

snob effect / contrarian
Behavioral2026.07.02

逆張りの経済学|「みんなが好き」は、なぜ価値を下げるのか

流行ると欲しくなくなるスノッブ効果と、大衆の過剰反応に賭ける逆張り投資の経済学。

value of life / welfare
Economics2026.07.02

命の値段が、GDPの嘘を暴く|「統計的生命価値」という新しい物差し

命の値段(VSL)の伸び率が、本当の生活水準を明かす。1940年比で生涯効用は5倍超。

measurement gap / j-curve
Economics2026.07.01

AIは凄いのに、なぜ給料は上がらないのか|統計に映らない2600%成長の正体

AI経済は年2600%成長。なのにGDPはほぼ動かない。統計に映らない豊かさの正体。

valence index / sentiment
History2026.07.01

言葉は、幸福をこっそり漏らす|200年分の本から測る「国民の気分」

誰も記録しようとしなかった過去の幸福度が、書籍の言葉づかいに化石として残っていた。

inequity aversion / evolution
Behavioral2026.07.01

隣の芝生は、サルにも青い|相対的な幸福は「社会性」とともに進化した

サルはきゅうりを投げ、カエルはおとりに騙される。相対的な幸福の進化的な起源。

robot tax / automation
Economics2026.07.01

ロボット税は正しいのか|ゲイツの直感と、経済学者の反論、そして最適解

ゲイツ「ロボットに課税せよ」。経済学者はなぜ反対したのか。最適なロボット税とは。

digital welfare / surplus
Economics2026.07.01

格差のウソ|無料アプリが埋めている「実感の豊かさ」の格差

億万長者のスーパーカーより、あなたのスマホ。無料アプリが埋める本当の格差。

new goods / surplus
Economics2026.07.01

ルイ14世 vs 100円の抗生物質|新製品の経済学が暴く「見えない豊かさ」

王様の全財産でも買えなかったものを、私たちは毎日100円で消費している。

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経済史・行動経済学・デジタル経済学の境界線から。

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