なぜ「欠けているところ」を先に測らないのか
幸福を測ることには副作用があります。満ち足りていた人に「あなたは40%取りこぼしています」と告げれば、なかったはずの不足が生まれます。幸福を強く価値づける人ほど、かえって不幸になるという研究(Mauss et al. 2011)もあります。測定は中立な観察ではなく、介入です。
だからこの診断は、良い診療の作法にならいます。検査値の異常から始めるのではなく、本人が実際に増やしたいと思っていることから始めます。
この診断の4つの設計原則
- あなたが増やしたいものを先に聞き、こちらから欠落を宣告しない
- 「幸福度◯点」という総合点は出さない
- 結果は警告ではなく、選べるメニューとして示す。望まないなら、それは欠落ではない
- 「今のままで十分」も、正式な診断結果のひとつとして扱う
この原則の詳細は 幸福を測ると、幸福は減るのか|診断という装置の影 で論じています。
9つの質問に答えるだけです。所要時間は約2分。