Claude Codeの権限モードが「Manual」既定に変わり、AskUserQuestionダイアログも自動続行しなくなった。派手な新機能ではないが、実務では地味に効く。「なぜ変わったか」「何に気をつければいいか」を整理する。
Manual既定モードとAskUserQuestion変更の要点、放置していると起きがちな事故のパターン、そして/configでのidle timeout設定など、今すぐ見直すべき設定項目。
これまでのClaude Codeは、設定次第で確認をスキップしながらどんどん先に進めることができた。効率は良いが、想定外のコマンドまで気づかず通してしまうリスクと隣り合わせだった。
今回のアップデートでManual permission modeが新しい既定になった。加えて、AskUserQuestionダイアログが「一定時間で自動的に続行する」挙動をやめ、明示的に答えるまで待つようになった。自動続行がほしい場合は、/configからidle timeoutをオプトインで設定する形に変わっている。
初期設定のままなら、判断が必要な場面で作業が自動的に進まなくなった。事故防止の方向へ倒したアップデートと言える。
以前は一定時間操作がないと自動で選択肢が進んでしまうことがあった。今はユーザーが答えるまで待機し、自動続行がほしい人だけ/configで明示的にタイムアウトを設定する。
自動続行や緩い権限モードは、体感速度を上げる一方で「離席中に確認ダイアログが自動で進んで、意図しないコマンドが実行される」という事故の温床にもなり得る。特にファイル削除・外部送信・課金が絡む操作では、この「待たずに進む」挙動がそのままリスクになる。
速度と安全は、常にトレードオフ。Manual既定への回帰は、Claude Code側が「まずは安全側に倒す」判断をしたということ。自動化を優先したい作業は自分で明示的にオプトインする設計に変わったと捉えるとわかりやすい。
例えば、複数ファイルにまたがるリファクタを走らせている最中に離席したとする。以前の設定によっては、途中で出てきた確認ダイアログが自動で進み、意図していなかった削除コマンドまで実行されてしまう——というようなケースがあり得た。作業自体は便利に進んでいるように見えて、後から差分を見て初めて気づく、というのが一番厄介なパターンだ。Manual既定への変更は、まさにこの「気づいた時には手遅れ」を減らす方向の判断になる。
アップデート後は、既存の運用が想定通りに動くか一度確認しておきたい。