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AIに業務ツールを作らせる前に
決める3つのこと

ChatGPTなどに「検索できるツールにして」「問い合わせ返信を作って」「見積もりを考えて」と頼む前に、人間側で決めておくことがあります。ここが決まると、AIへの指示文はかなり書きやすくなります。

この記事の結論

先に決めるのは、画面デザインではなく、何で探すか、どう分類するか、どこで人間が止めるか。この3つです。

01 — Search

何で探すかを先に決める

最初に決めるのは、画面のデザインではありません。「何を条件に探したいのか」です。

スプレッドシート検索ツールでは、商品名や型番だけでなく、給電、長さ、種類、対応可否のような条件を先に決めました。

ここが曖昧だと、AIは検索欄だけを作って終わるかもしれません。でも実務で困るのは、単純なキーワード検索では拾いすぎることです。

たとえば「対応」と検索したときに「非対応」まで引っかかる。この問題は、AIにコードを書かせる前に、対応可否をどの列で持つか決めればかなり避けられます。

先に決めること

  • キーワード検索で十分な項目
  • 選択式にした方がよい項目
  • 数値で絞り込みたい項目
  • 誤ヒットしやすい項目

AIに渡す前のメモ

「検索欄を作って」ではなく、「この列は完全一致、この列は数値以上、この列はチェックボックスで絞る」と渡せる状態にします。


02 — Classify

どう分類するかを決める

問い合わせ整理では、返信文を作る前に分類を決めました。問い合わせ本文には、相手がしたいこと、希望日、困っていること、こちらが確認すべきこと、返信で言ってよいことが混ざります。

これを混ぜたままAIに渡すと、AIは自然な返信文を作ります。ただし、確認すべきことを飛ばしたまま、感じのよい文章にしてしまうことがあります。

だから先に分類します。 分類は多ければよいわけではありません。実際に自分が見返せる数にします。

分類見ること使い道
要件相手がしたいこと返信方針の中心にする
期限希望日、締切、急ぎ度対応可否を判断する
温度感困り具合、迷い、前提言い方を調整する
未確認事項まだ聞くべきこと返信前に質問へ変える

03 — Stop

どこで人間が止めるかを決める

AIに任せる範囲を決めることも重要です。特に見積もり、契約、法的判断、医療、税務のような領域では、AIに最終判断をさせる設計にしない方が安全です。

見積もり前チェックツールでは、AIに金額を出させません。やらせるのは、聞き漏れの整理までです。

これらを見て、足りないところを「要確認」にします。そのあと、金額や納期を決めるのは人間です。

不明な情報は推測で補完しないでください。
不明なものは「要確認」として残してください。

AIはそれっぽく補完するのが得意です。でも業務ツールでは、不明を不明のまま残すことが役に立つ場面があります。


04 — Pattern

3つのLiteに共通する型

AI Mini Tools Labで作った3つのLiteは、見た目も用途も違います。でも、作る前に決めていることはかなり似ています。

テーマ先に決めることAIに任せること人間が確認すること
表の検索検索条件、列、誤ヒットしやすい語HTML化、UI案、条件分岐条件が実務に合うか
問い合わせ整理分類、重要度、未確認事項分類案、返信案の下書き送ってよい内容か
見積もり前チェック確認項目、3分類、禁止事項聞き漏れの抽出金額、納期、契約判断

この表を見ると、AIに任せる前に、人間側の設計が必要だと分かります。


05 — Links

無料LiteとStarter Pack

無料Liteでは、架空データで試せる最小セットを置いています。

FREE LITE

3つの無料Liteは、まとめページから見られます。

無料Lite 3本とStarter Packのまとめを見る

STARTER PACK

Starter Packでは、3つの使い分け、列設計チェックリスト、用途別プロンプト、送信前チェックをまとめています。 完成済みアプリではありません。自分の表やメモをAIに渡しやすくするための手順書・プロンプト集です。

AI Mini Tools Starter Packを見る


06 — まとめ

AIが迷わない形に整えてから渡す

AIに業務ツールを作らせる前に、最低限決めたいのは次の3つです。

この3つが決まると、AIへの指示文はかなり書きやすくなります。逆にここが決まっていないと、見た目だけ整った、実務で使いにくいツールになりやすいです。

AIに丸投げするのではなく、AIが迷わない形に整えてから渡す。小さな業務ツールでは、その順番が一番効きます。

NEXT

次は、3つのLiteを使って「自分用に差し替える手順」を記事化します。無料記事で入口を増やしつつ、BOOTHのStarter Packへ自然につなげます。