/recap
セッションに戻ったとき、前回の作業要約を出せる機能。長い作業の再開コストを下げます。
Claude Codeの更新は数が多いので、全部を追うより「明日の開発が変わるもの」だけ拾う方が効きます。今回は、/rewind、シェルモード、mcp login、バックグラウンド作業、/recap、project purge、Sonnet 5を整理します。
一番ありがたいのは、/rewind が /clear 後の復帰に効くようになったことです。
長い調査やデバッグのあと、コンテキストを軽くするために /clear したくなる場面は多いです。以前は、そのあとに「さっきClaudeが説明してくれたエラー原因、何だったっけ」となると、もう一度調べ直すしかありませんでした。
新しい /rewind は、/clear 実行前の時点を巻き戻し対象に含められるので、消す前に戻る運用ができます。
# 長い調査セッションのあと
/clear
# 必要になったら戻る
/rewind
「消す前に戻れる」だけで、/clearを押す心理的コストが下がります。 コンテキスト管理がかなり楽になります。
! で実行したコマンドの出力に、追加プロンプトなしでClaudeが反応しやすくなりました。
流れとしては、! npm test で実行し、失敗ログが出る。そのログをコピーして「これ何?」と聞く。この一手が地味に面倒でした。
シェルモードが「実行する場所」から「実行して、その結果について相談する場所」に近づくと、失敗ログ、lint警告、ビルドエラーの扱いがかなり滑らかになります。
# 失敗したテストの出力を見て、そのまま次の一手を相談する
! npm test
短いログはそのまま、長いログは要点だけ絞って渡すのが使いやすいです。
MCPサーバーの認証を、対話メニューを開かずにコマンドで済ませられるようになりました。
claude mcp login <name>
claude mcp logout <name>
ヘッドレス運用やスクリプト運用をしている人には、これがかなり効きます。これまではMCPの認証切れだけ対話セッションを開いて処理する必要がありました。
--no-browser と標準入力リダイレクトにも対応しているので、SSHやコンテナ環境でも扱いやすくなっています。
バックグラウンドサブエージェントまわりも、地味だけど重要な修正が入っています。
並列で調査や修正を任せていると、権限確認、停止、再開、表示状態のズレが作業の邪魔になります。更新では、停止したエージェントが復活しないこと、バックグラウンド作業の状態表示、権限モードの扱いなどが改善されています。
派手な新機能ではありませんが、長時間の並列タスクを任せるときの安心感に効くタイプの改善です。
セッションに戻ったとき、前回の作業要約を出せる機能。長い作業の再開コストを下げます。
プロジェクトに紐づくClaude Codeの状態を削除するコマンド。まずは --dry-run で対象確認が安全です。
Claude Codeのデフォルトモデルとして導入。1Mトークン文脈とプロモ価格が案内されています。
会話途中でモデルを切り替えると、履歴を読み直すためコストが跳ねる可能性がある、という警告も覚えておきたい点です。
この記事は2026年6月末アップデートの棚卸しとして書いたが、コマンドを紹介するだけで実行結果を載せていなかった。今回のリファビッシュで、同一環境で実際に叩き直し、成功・失敗と代替手順を追記する。
OS: Windows 11 Pro 10.0.26200
シェル: Git Bashclaude --version → 2.1.214 (Claude Code)(本記事公開時点は2.1.200前後)
claude mcp --help で確認したところ、login・logoutサブコマンドは現行バージョンでも健在。--no-browserフラグも維持されており、本文の説明は今も正確。実際の認証は対象MCPサーバーが必要なため、今回はサブコマンドとヘルプ文面の存在確認のみ行った。
もっとも実地検証が効いたのは claude project purge --dry-run。破壊的なコマンドなので、まずこのポートフォリオ自身のプロジェクトフォルダに対して安全に試した。
$ claude project purge --dry-run "C:/Users/.../uppy"
Purge plan for C:\Users\...\uppy:
dir: ...\.claude\tasks\<session-id>
tasks for session <session-id>
dir: ...\.claude\projects\C--Users-...-uppy
project transcripts (.jsonl) and memory/
config: projects["C:\Users\...\uppy"]
project entry in ~/.claude.json (trust, history, MCP servers)
shell-snapshots/ are not project-scoped and will not be touched
Dry run: 6 item(s) would be deleted.
project purgeは「project transcripts と memory/」をまとめて消す。 記憶を永続化する仕組み(このサイトのようにmemory/へ運用ルールを溜めている場合)を使っているなら、--dry-runで対象を確認してから実行するのが必須。backups/に古いスナップショットが残ることもあるが、自動でローテーションされるため過信はできない。
/rewindとシェルモード(!コマンド)は対話セッション内でのみ動く機能のため、今回のヘッドレス実行環境からは再現検証できなかった。「スクリプトで検品できない機能がある」こと自体も、運用上覚えておきたい教訓として記録しておく。
今回の更新で特に日常の開発フローに入りやすいのは、/rewind とシェル出力への反応です。
/clear を怖がらずに使える。テストやビルドの出力をそのまま相談できる。この2つだけでも、Claude Codeとの往復はかなり軽くなります。
まずは claude --version で手元のバージョンを確認し、必要なら更新してから試すのがよさそうです。
出典: Anthropic / Claude Code CHANGELOG。機能はバージョンや環境によって挙動が変わる場合があります。(2026-07-23、Claude Code CLI 2.1.214で mcp login/logout・project purge --dry-run の実動作を再検証済み。/rewind・シェルモードは対話専用機能のため今回は未検証)